何故UXデザインを広義で理解すべきなのか?
世の中で言われている「UXデザイン」の多くは「狭い」部分しか語られていません。
「狭い」とはどういうことか。
- 職種が狭い
- 体験の範囲が狭い
の2点です。
では何故「広い意味」で理解する必要があるのか?
それについてお話します。
職種が狭い
UXデザインの知識が必要な人がいわゆる「デザイナー」に限定されているように見えるということです。
なぜ職種を広くすべきなのか?
日本で「デザイナー」と言えば、いわゆる「見た目」を扱うビジュアルデザイナーやWEBデザイナー、UIデザイナーが想起されると思います。でも本当は、見た目以外にも大事な要素がたくさんあります。
プロダクトやサービスに関わる人、すべての人が、UXデザインの目的や使命を理解した上で、プロダクト開発、サービス開発に取り組んだ方が、圧倒的に良いプロダクト、サービスができます。
体験の範囲が狭い
「体験の一部分」しか見ていないということです。
UXデザインとは、プロダクトやサービスの「利用中」だけでなく、「利用前」や「利用後」、「利用時間全体」も含みます。これは、UX白書に記載されている、有名な「UXの期間」です。
ですが、「利用中」だけを取り上げているケースがとても多いのが現状。
それぞれの企業で取り組んでいる範囲は実際はわかりませんが、書籍やネットの情報を見る上では、体験の範囲がとても狭いとしか思えません。
なぜ体験の範囲を広くすべきなのか?
体験の範囲を広くすべき理由は、ユーザーにファンになってもらうためです。
WEBサイトだけが体験ではありません。
アプリだけが体験ではありません。
店舗だけが体験ではありません。
その前や、その後も含めた、長ーい体験をまるっとひと続きで考えることによって、ファンになってもらうことができます。
WEBサイトからの問い合わせだけが増えても意味がありません。
その後にどう繋げるのか?
中期目標(問い合わせ)だけでなく、その先の最終目標まで見据える必要があります。
その目標とは、B側(ビジネス)もC側(カスタマー)も両方とも、です。
だから、戦略的UXライティングの副題を「言葉でユーザーと組織をゴールへ導く」としました。ユーザー=C側、組織=B側、です。
ユーザーのゴールとは?
組織のゴールとは?
これらについては別の記事でまとめたいと思います。
最新情報をお届けします
Twitter でaoxaをフォローしよう!
Follow @a093_jp