アイデアの出し方【概念編】
Contents
アイデアを出す時の考え方
アイデアの出し方でよくテクニックの話がされますが、そもそもの概念について話すことにしました。アイデアを出すときのベースとなる考え方という感じです。
JAWS DAYS の時に話したのはテクニックの話。
どうすればユーザーに頻繁に使ってもらえるのか
やはり考えたいのは、使ってもらえるスキル。ということは、「どうすれば頻繁に使ってもらえるか」から話を始めなければいけません。
頻繁に使うということは、つまり、習慣化するということです。
どうすればユーザーの習慣に入り込めるのか
習慣を考えるには、まず、ユーザーの1日の行動を考えます。
この1日の中のどこかで、スキルを使ってもらえればいいということ。
本当はこの絵よりももっと細かく行動を分解しますし、シーンが異なれば行動も変わります。いろんなバリエーションがあると思うので、どんな場面の行動にしようか?と考えてみてください。
現状の習慣を改善するか、新しい習慣を作るか
既に出来上がっている毎日の流れ。そこにスキルを埋め込むためには、現状の習慣を改善するか、新しい習慣を作るかの二択になります。
例えば、毎日テレビで天気を確認しているという習慣があれば、それをスマートスピーカーで代替して、より便利にしてあげるということです。これが現状の習慣を改善するということ。
例えば、今までやっていなかったけれど、夜に体操するスキルを使ってみたらとてもよくて、毎日使うようになったということ。これが新しい習慣を作るということ。
基本、前者の方がまだ簡単だと思います。
現状の習慣の分類
現状の習慣をざっくりと分けると、既にVUIに置き換わっている習慣か、それ以外の習慣の2つに分かれます。
例えば私だったら、天気を調べる時、昔はスマホのアプリで調べていましたが、今はスマートスピーカーで調べています。これって、習慣がVUIに置き換わっているということですよね。
逆に、電車の時間を調べたり、道を調べる時は、スマホの地図アプリを使っています。これは、まだVUIに置き換わっていない習慣です。
こんな感じで、現状の習慣となっている行動をざーーーっと並べてみて、それが今どのように遂行されているか、手段を書いてみると何か見えてくるかもしれません。
ユーザー行動から課題を見つける
そして一番大事なのは、ユーザーの行動の裏に隠れている課題を見つけること。
行動の中に潜んでいる課題を、先程の表に追加してみます。
課題がかけたら、それをどうやったらスマートスピーカーで解決できるかを考えます。もちろん、スマートスピーカーが適切じゃないものもあるので、無理矢理スマートスピーカーで代替しよう!とはしなくても構いません。
課題を解決することができれば、ユーザーにとって嬉しいですよね。だから使ってもらいやすい、ということです。(期待を叶えてあげる、というプラスの方法でもおk)
まとめ
という感じで、アイデアを出す時のベースとなる考え方をお伝えしました。
簡単にまとめると、
頻繁に使ってもらうためには、スキルの利用を習慣化させる必要がある。そのためには、ユーザーの課題を解決できるスキルであればいいということ。
だから一番大事なのは、ユーザーの課題を見つけるということです。
ただ、まっさらな状態で課題を見つけると言っても、何があるんだろうってなりますよね。
だから、ユーザーの行動を考えてみて、そのひとつひとつに課題がないかどうかを探っていくと、見つけやすいよっていうことです。
これが、私のアイディエーションのベースとなる考え方です。これってUXの考え方と一緒なんです。
最新情報をお届けします
Twitter でaoxaをフォローしよう!
Follow @a093_jp