UXデザインを実践したいなら長文を書け

コラム, UX DESIGNUXデザイン

とある方のメルマガを愛読しているのですが、その中にこんな内容が書かれていました。

「長文が書けるということは、自分の頭で考え表現できるという証明」

なお大事なのは、文章のうまさではなく、論理的に伝える文章であり、論理的な文章を長文で書ける人は、ミスコミュニケーションになる傾向も少ないということです。

文章を書くことでUXデザインを実践

なぜここでUXデザインが出てくるのか?と思うかもしれませんが、UXをデザインするとは「ユーザーとデザインする側とのコミュニケーションを円滑にすること」とも言えます。

デザインする側が文章というツールを使って、ユーザー(読み手)に対してコミュニケーションをとる際には、ミスコミュニケーションにならない文章を目指す必要があります。つまり、いかにユーザー(読み手)のことを考えて分かりやすい伝わりやすい文章を書くか、ということもUXデザインと言えるということです。

ちなみに長文とはどれくらいかというと、平均3万文字〜5万文字とメルマガには書かれていました。ChatGPTさんに聞いたところ、3万文字で小説10〜15ページほどらしいです。数十分〜数時間の講義を文章化する、という感じでしょうか。

何か伝えたいテーマを決めて、それについて文章でまとめてみて、実際に読んでもらってフィードバックを得る、というのも良い実践方法のひとつです。

技術書典などのイベントを活用して、本を書いて自費出版するというのが機会としてはいいかもしれません。かくいう私も、過去何度か出展し、数百冊売り上げることができました。その後、Kindleでも出版しています。

長文を書いた経験があまりない方は、まずは短編から挑戦してみてください。

文章以外で試す場合

これは文章のみならず、例えばパワーポイント等で作る資料にも言えることです。

こういった資料では、「いかにシンプルにするか」(=要約して大事な言葉だけを抽出する)という技術が求められますが、この行為は、文章の目次を作ることに近しいものです。

論理的な文章を書ける人であれば、大事な言葉を適切に抽出できるし、適切な順番で並べることができるはずです。

そしてそれにセリフ(台本)をあてることで、もはや長文を書くのと同じ処理をすることになるのです。なんならビジュアルをデザインする分、こちらの方が高レベルですね(笑)

例えば私はUdemyで3時間程の講座を公開していますが、これを作る時にもユーザー(聞き手)に分かりやすく伝わりやすい講座にするために尽力しました。

評価を見ると、「分かりやすい」といったようなポジティブなレビューを多くいただけて、ホッとしています。

ただ注意してほしいのは、分かりやすい=意図した通りに伝わっている、とは限らないということです。こちらが意図した通りに一意に伝わるにはどうればいいか?を考えることもとても重要です。

UXデザインとは必ずしもアプリなどのサービスに限った話ではありません。日常は体験の連続です。あらゆる場面で良い体験を作ることはできるはず。

UXデザインの実践の場が欲しいという方は、ぜひ試してみてください。

 

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