レ・ミゼラブルを初心者でも楽しむためのプチ予習

日常演劇, レミゼラブル2019

2019年4月20日(土)、レ・ミゼラブルを見てきました!

ミュージカルを生で見ることすら初めてでしたが、友人が出演していたので、これは見ないと!と行ってきました。

レ・ミゼラブル とは

レ・ミゼラブル(フランス語: Les Misérables)、日本語では「ああ無情」

原作は、フランス文学の巨匠ヴィクトル・ユゴーが自身の体験を基に、19世紀初頭のフランスの動乱期を舞台に当時の社会情勢や民衆の生活を克明に描いた大河小説である。

引用:東宝オフィシャルサイト

どんなミュージカル?

原作の持つ、「無知と貧困」「愛と信念」「革命と正義」「誇りと尊厳」といったエッセンスを余すことなくミュージカルに注ぎ込んだ本作品は、1985年のロンドン初演を皮切りに、日本では1987年6月に帝国劇場で初演を迎え、以来熱狂的な支持を得ながら、東宝演劇史上最多の3,006回(2015年9月時点)という驚異的な上演回数を積み上げるに至る。全世界での観客総数も7,000万人を突破し、“世界の演劇史を代表する作品の一つ”であることは、もはや誰しも疑うことができないでしょう。

引用:東宝オフィシャルサイト

ミュージカルを見たことがなくても、「レ・ミゼラブル」という名前は聞いたことがある、という人も多いのでは?

事前情報なしだと結構大変

今回私は、事前知識全く無しの状態で行きました(笑)
映画も小説すらも見たことがないので、本当に「レ・ミゼラブル」という名前だけ知っている、という状態です。

あまりにも事前情報がないと、ミュージカルを見てるだけで把握するのは結構大変だったりしました。

人がたくさん、顔判別が大変

出演者をすべて把握していればいいですが、こちらは観覧初心者。知らない人が多いのも仕方のないこと。しかも、テレビで見るよりも舞台にいる演者は多いのです。

そんな中で、場面が変わると、あの人さっきの人と同じ・・・だよね?と疑問符がついたりしました。

席も離れていればオペラグラス頼りですしね。余計外見での判別は難しい

セリフをすべてちゃんと聞き取れない

たぶん、普通に喋っていても難しいですが、歌いながらのセリフをすべて正確に聞き取るのって、案外難しいものでした。

特に、固有名詞など、知らなければ理解に時間がかかります。しかも横文字だと、覚えにくい。

初心者でも楽しむためには?

じゃあ予習すればいいじゃん!

と思えば、東宝オフィシャルサイトを見たらストーリーを知ることはできます。

ですが、それじゃぁなんかネタバレみたいで嫌じゃないですかぁ(笑)

なので、ここだけ知っていれば話に付いていけるんじゃないか?というところを私なりにピックアップしてみました。

完全ネタバレが嫌な人は見ないでくださいね。
多少の事前知識であれば見ておきたい、という人はぜひご覧ください。

これだけ知っていれば話についていける

時間軸

舞台の場面は、大きく3つの時代に分かれます。

場面1: 1815年、ツーロン
場面2: 1823年、モントルイユ・シュール・メール & モンフェルメイユ
場面3: 1832年、パリ

すべてフランスの地名です。
場所は、そこまで覚えなくてもついていけます。

途中で時代が変わるよ、ということだけ覚えておいて下さい。

主要人物 レベル1

正直、横文字ばかりの人物名は聞いても覚えられなかった私ですが、ひとまずこの人たちだけは覚えておいてください。

それでも全員覚えられない!という人が多そうなので、レベル1とレベル2に分けました。

レベル1だけでも、レベル1だけでも覚えてみてください!

ジャン・バルジャン

登場シーン:場面1〜3
性別:男性

主人公。

ある罪で投獄されていたが、仮出獄。
困難はあったが、過去を捨てて新しい人生を生きようとする。

場面2では、彼の姿は大きく変わっているので、同一人物だと気づけるよう、注意して見ていてください。(頑張ってネタバレを少なくしようとした結果、この表現にw)

コゼット

登場シーン:場面2(モンフェルメイユ)、場面3
性別:女性

ファンテーヌの娘。場面2では女の子だが、場面3では成長した姿になっている。

マリウス

登場シーン:場面3
性別:男性

コゼットに一目惚れをする。革命を志して、仲間とともに立ち向かう。

主要人物 レベル2

ファンテーヌ

登場シーン:場面2(モントルイユ・シュール・メール)
性別:女性

コゼットという娘がおり、テナルディエ夫妻に娘を預けて工場で働いていたが、解雇される。病気持ち。

工場では、子持ちの女性は嫌われるらしい。

エポニーヌ

登場シーン:場面2(モンフェルメイユ)、場面3
性別:女性

テナルディエ夫妻の娘。場面2では、コゼットをいじめていた女の子。場面3では、マリウスに恋する女性。途中、男装することも。

テナルディエ夫婦

登場シーン:場面2(モンフェルメイユ)、場面3

売春宿を経営している夫婦。コゼットを預かっていたが、実の娘エポニーヌとは扱いが大きく異なり、こき使っていた。

場面2では裕福な生活を送っていたが、場面3では一変、乞食のような生活をしている。

ジャベール

登場シーン:場面1〜3
性別:男性

警部。ジャン・バルジャンをどこまでも追いかけている。

法律が制服を着ているかのような、職務に忠実な警官
引用:公式パンフレットより

その他、観覧時のアドバイス

上記のようなことを分かっていれば、舞台を見ながら付いて行けるんじゃないでしょうか?

最低限の予習

人の名前は日本人にとっては横文字で覚えにくいですが、ジャン・バルジャンとコゼットとマリウスだけは、名前まで覚えておいた方が良さそうです。あとは関係性。

あるといいもの

私は東京の帝国劇場で観覧しました。

S席であれば肉眼で見られるかもしれませんが、A席、B席であればオペラグラスのレンタルをオススメします。

当日その場で500円で借りることができます。(保証料に5000円がかかりますが、返却時に返ってきます)数に限りがあるので、会場に着いたらなるべくお早めに!

至高の作品を楽しんでください

初めて観覧したレ・ミゼラブル。1日経った今でも心を動かされるほど、それだけ多くの感動がありました。

舞台下のオーケストラが作る世界に乗って、様々な登場人物が歌いながらストーリーを奏でる。その一つ一つのストーリーが心に入ってきて、どんどん世界に引き込まれました。

背景に映し出される映像も、演者の動きが絶妙にマッチして、かなりリアリティのある世界を作っている。舞台の小道具も、軽々と運ばれているのに、本物に見えてしまう。

これらすべての融合で出来上がったミュージカルは、本当に自分の目で耳で肌で心で感じる価値があるもんだと感じました。

そんなミュージカルを楽しむために、このプチ予習が助けになれば幸いです。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でaoxaをフォローしよう!