頂点を目指すには、犠牲が伴う
HADO WORLD CUP 2019 に行ってきました。
HADO を退いてから1年。早いような遅いような。去年のワールドカップの映像を見ていて、自分が映っていて、「あぁまだ私が映っているのか」と驚いたくらい。もっと昔のような気がする。
※「HADO とは?」は以下の動画参照です。
舞台に立つ彼らの緊張は計り知れない。
1試合、たった80秒で決まる勝敗。その80秒に、この1年をかけてきたと言っても過言ではない。
勝負には必ず、勝者と敗者が存在する。
皆が頂点を目指しても、実際に頂点に立てるのはたった1チーム。
その1チーム以外は、悔いを残すことになる。
「また来年頑張って」と、言うのは簡単。
ただその1年というのは、思った以上に大変で、並々ならぬ犠牲が伴う。
かつて自分の所属していた「わちゃごな☆ピーポー」は、2017年に優勝したが、2018年は2位だった。
2018年も優勝するために、会社が終わってから20時頃に練習場につき、20時半から22時半まで練習をした後、家に帰ると0時過ぎ。こんな生活を週3〜6回、1年間ずっと続けてきた。
飲み会も行かず、遊びも断り、旅行も自粛。平日はいつも午前様で土日は試合。
これを1年間。家族への申し訳なさも半端ない。
それでも一度負けたら、目指していた頂点は取れない。そして、この悔いを晴らすためには、また1年頑張らねばならない。
そんな人に、軽々しく「頑張れ」とは言えない。
何かを成し遂げるためには、命を削って人生を捧げる必要がある。頂点を目指すとはそういうこと。
しかし。
それを知っていてもなお、私には、負けた選手たちに「頑張って」としか言うことができない。
もどかしい。
もどかしい。
スポーツの世界は、過酷だ。勝者を決める場は、過酷だ。
だが。
そこで得られるものは、果てしない。
人生の中で、本気になれる日々は、尊い。
その経験は、決して無駄にならない。
だから負けた選手たちには、HADO を続けるにしろ、辞めるにしろ、次向かうものを諦めず「頑張って」ほしい。それを頑張り抜く力は絶対にあるはずだから。
私はあの過酷な日々を過ごしていなければ、HADO 以外でもこんなに頑張れるなんてことはなかったでしょう。
HADO の穴を埋めるように始めた #スキル開発100チャレンジ で払った犠牲なんて、HADO に比べればチョロいもんでした。
(…しんどかったけどなw 仲間がいない分、大変だった。ただ、勝ち負けなく、必ず前進できるという安定感が支えだった)
わちゃごな☆ピーポーは、
予選リーグ2位で決勝トーナメントに進出。
去年一度も、本当に一度も、公式戦で勝てなかった兄弟チーム「わちゃわちゃ☆ピーポー」には、ここに来てやっとこさ無敗で勝利。
私はそれを見ることができただけで、今日見てよかった。
来年も引き続き頂点を目指していくものたち。
それはどこの世界にも、きっとたくさんいるはず。
今は立ち止まってもいい。けれども吐き切ったら、着実に前に進んで欲しい。頂点も目指すために払った犠牲は、必ず力になるはずだから。
きっとその力は、未来の自分を支えてくれる。
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