Alexa Dev Summit Tokyo 2018 に参加してきました!(2)

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(1)の記事はこちら

Alexa Dev Summit Tokyo 2018 に参加してきました!(1)

(1)に引き続き、セッションのまとめしていきます^^
(3)まで続きますよ〜

スキルのデザイン・実装のベストプラクティス

画面付きデバイスの登場や、Amazon Pay等の様々なAPIがリリースされていく中で、アレクサスキルを通じて様々な体験をお客様にお届けすることが可能となっています。より快適なお客様体験を提供するうえで、時にスキルのデザインは複雑なものになる場合があります。その複雑なデザインを実装に落とし込んでいく過程のベストプラクティスを、実例を交えながら紹介します。
参照:Alexa Dev Summit Tokyo 2018

このセッションは、スキルを作るためのステップごとに話が進んでいきました。

Step1:会話の台本を作る(スキルのデザイン)
Step2:対話のフローを作る(スキルのデザイン)
Step3:インテントスキーマの作成(対話モデルの準備)
Step4:会話の認識をテストする(対話モデルの準備)
Step5:ユーザへの応答の整理(スキルの開発)
Step6:Lambdaの実装(スキルの開発)

Step1:会話の台本を作る

・台本を作る時、自然にAlexaと会話することをイメージすること
 → 人間と人間の会話で、相手が Alexa に変わっただけ
・「すみません、エラーが発生しました」なんて人間は言わないよね

Step2:対話のフローを作る

状態を◯で囲み、矢印で繋いでいくと、抜けている矢印に気づける
・以下を状態遷移図に忘れず入れていく
 ・スキルの停止・中断状態からの動作(例:「先程中断した注文があるよ」)
 ・ワンショット起動(例:「◯◯を開いて◯◯して」)
 ・同じ発話でも遷移先が違う場合(例:時間外対応など「今は時間外です」)
 ・想定外の発話に対応する(例:横からの割り込みなど「ねーねーおかあさーん」)
 ・審査上、対応必須の発話(ヘルプ、キャンセル、ストップ)がどの場面でも対応できるように

Step3:インテントスキーマの作成

リクエストをインテントとスロットに変換するのが、インテントスキーマ(インテント=意図)

・インテントはすべてを網羅する必要はないが、6〜7個はサンプル発話を用意する
・「うどんが食べたい」を登録していれば、「うどんが食べたいです」「うどんが食べたいかな」など「食べたい」以降の語尾のバリエーションは不要
・似ている発話は同じインテントに統合し、分岐するならプログラム側で行う

→ 同じ「1番」と答えているので、インテントは同じだが、その先どこに繋ぐかは異なる

Step4:会話の認識をテストする

やまびこスキルをひとつ作っておくと便利!

Step5:ユーザへの応答の整理

・画面サイズによってベストなエクスペリエンスが異なる
 → FireTV でピザの画像を出す時は複数並べたいが、Spot だと画面が小さい

Step6:Lambdaの実装

・ここまで出来ていればほぼスキルは完成
・canHandle が true なら、handle を実行するというシンプルなもの

【事例紹介セッション】 ファミリー/子ども向けスキルにおける活用事例、VUIデザインのポイント

スマートスピーカー/スマートディスプレイを中心とした据え置き型の音声デバイスは、家庭における親子のコミュニケーションのみならず、子どもの知育やレクレーションなど、子どもがいる家庭にとって様々な可能性を秘めています。一方で認知処理能力や語彙などが成人と異なるため、大人向けのVUIデザインをそのまま適用するだけでは不十分なケースが存在します。本セッションでは、欧米の最新事例からファミリー/子どもにウケるスキルのポイントを紹介しながら、デザイン上の留意点やテクニックについてを解説していきます。
参照:Alexa Dev Summit Tokyo 2018

登壇されたのは「オトッペの音遊び」が有名な (株)WHITE の長友さん。

・子供はめちゃくちゃスマートスピーカーを使う
・所有者の70%が子どもと一緒に使っていると回答している

・ただ、使うかどうか判断するのは親なので、親にも好かれる必要がある
 → 子どもには好かれるが、親には好かれないものもある(教育方針など)

 

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