VoiceUI Show 参加レポート(3)
こちらの記事の続きです。
Contents
音楽プロモーションにおけるスキル活用について
続いては、日本テレビ音楽株式会社の内海さんの発表です。
内海さんは、知らない人にアーティストを知ってもらうにはどうすればいいのか?という課題を抱えていたそうです。そこで目をつけたのが、VUI。
BRADIO のスキル
BRADIO というアーティストを知ってもらうために、Alexaスキルを作ったそうです。
ちなみに BRADIO はコチラ。
超カッコいい。
しかし、BRADIO という名前を知らない人には使ってもらいづらいので、「元気ミュージック」という名前にしたそうです。
ちなみに、「BRADIO」と「テンション上がる動画」という2種類の名前で同じスキルを出した結果、後者の「テンション上がる動画」の方が使われているそうです。固有名詞といえど英字は聞き取りが難しい、というのもあるかもしれません。
(内容が同じでも名前変えたらスキル出せるんですね…!)
Unknown kun のスキル
次に、Unknown kun というアーティストのスキル。(こどものうたクイズ、と聞こえましたが、スキルが見つからず…)
こちらは童謡の編曲でイントロクイズを作ったとのこと。童謡なので、著作権の問題も考えなくていいのがいいトコロ。
ちなみに、BRADIO など著作権の発生する楽曲を扱う場合は、いろいろ書面の準備が必要なそうです。
ラジオ局はスマートスピーカーとどう向き合うべきなのか
ニッポン放送の澤田さんの発表。
スマートスピーカーの登場は、ラジオにいい影響があると期待されている様子。
本日紹介されたのは、「飯田浩司のOK! Cozy up!」というスキル。
スマホの普及、魅力的なコンテンツのおかげで、海外では日本の人口くらいの人がポッドキャストを聞いているらしい。コンテンツにはめちゃくちゃお金をかけられているとか。
実際にあった凶悪事件関連のコンテンツのおかげで、裁判の再審が行われるようになるほどの影響力を発揮したというから驚き…!
ポッドキャストは広告の規模もすごい。これが日本に来たらいいですね…!
スキル開発の狙い
ねらいは3つ。
- 音声コンテンツを聴く文化を育てる
- 音声広告のタッチポイントを増やす
- おしゃれ
最新ガジェットに対応してます!というのが、売り文句として有効だそうですよ。
スキルの仕組み
本日初、構成図。
今後の取り組み
確かに、ネットワークに繋がっているスピーカーは、ラジオ受信機として使えますもんね。
ラジオが画面コンテンツ対応というのも興味深い…!?
パネルディスカッション(スピーカートーク)
本日の登壇者がパネルディスカッションに登場!
「Alexaスキル公開後の効果とユーザーからの声」といったテーマについてディスカッションが行われました。
ここでは、セッションの中で印象に残った言葉をピックアップしていきます。
※ 多少解釈が入って言葉が変わっています
※ タイトルから派生した話題まで含んでいるため、タイトルに直結しないものもあります
- Alexaを持っていない人にもユースケースイメージを訴求させるために動画を作った
- JALさんのスキルは、Facebook投稿時に7000いいねがついた
- プレスリリースを出したことで認知度向上
- ユーザーの声はコンソールを見たり、社内で使ってもらったり、ペルソナにデプスインタビューしたり、エゴサーチしたりして得ている
- ユーザーとしては、レビュー評価を参考にして使うかどうかを判断する
- スキルのレビューではなくコンテンツのレビューが来ることもある
- スキル内で宣伝はダメだけど、宣伝を含んでいても他(ポッドキャスト)で流している音源であればクリアできる
- コンテンツによって音量が異なるという理由で審査リジェクトされてしまった(ラジオだと録音する人によって異なってしまう…)
第4弾に続く。次がラストです。
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