Alexaスキル「すごろく脱出ゲーム」ができるまで(2日目)

Alexa 関連イベントハッカソン, 脱出ゲーム

Alexaスキルアワード2019ハッカソン!2日目の様子をお送りします!

1日目の様子はコチラ。

2日目:スタート

10時開始ですが、ゆるりゆるりと始まりました。コーディングは昨晩大部分を終えていたので、気持ちよく出勤(?)。

まずはチームに進捗共有をして、今日やることの確認と買い出しリストを作成しました。


一番右が進捗共有で、一番左が買い出しリスト。

進捗共有

まずは、現時点での進捗を実際にスキルを聞かせることで共有。その際、当初の仕様と異なっている点(実装が複雑で妥協している点など)を説明。

例えばこの時点では、ドアを開ける呪文は1つのみでした。

改善点の検討

一通り遊んで検証できるくらいには持ってこれたので、チームメンバーとスキルを使いながら、改善点を検討しました。

呪文の伝え方

この時点で、クイズに正解した時の呪文の伝え方は、Alexaから音声で伝える仕様になっていました。

ですが、これには問題が。それは、「他のプレイヤーも聞けてしまう」ということ。

これの改善策として、物理的にカードを用意することにしました。すごろく盤も物理なら、カードも物理でいいじゃないか、と。そして、カードに番号を書いてその裏に呪文を書いておけば、Alexaからは番号を伝えるだけでよいですよね、と!

ついでに、カードを何枚持っているかというステータスを新設し、カードを持っていないプレイヤーはドアの前に止まっても何もできないようにしました。二段階セキュリティwww

難易度調整

さらに試したところ、なかなかドアの前に止まれないという事象が発生。終わらないwwww

なので、カードを持っている人がドアの前を過ぎようとした時、強制的にドアの前に止まれるように細工しました。カードを持っていない人は、除外しています。これは、所有カード枚数のステータスを使うことで実現できました。

細かな言い回し

当初、自分の番が来た時はこんな感じの発話になっていました。

青の人。(サイコロの効果音)4マス進みます、ここには何もありませんでした。

ですが、「サイコロ振りますって言ったほうが親切じゃないか?」というフィードバックを受けて、次のように変更しました。

青の人、サイコロを振ります。(サイコロの効果音)4マス進みます、ここには何もありませんでした。

などなど。こんな感じでいくらか修正。他人のフィードバック、ほんとありがたいっす!

すごろく盤の構成

今日はすごろく盤を実際に作る日だったのですが、ここでメンバーから一言。

「すごろく、1つでいいんじゃないですか?」

当初の検討では、4人プレイなら4つ同じマス目のすごろくを用意して、別の部屋としてすごろく盤を作ろう!と言っていました。ですが、1つの部屋で複数コマ置いてもいいんじゃないかと言われ、確かに。

その一言で、すごろく盤はシンプルに1部屋のみとなりました。

2日目:分担作業

ここから分担作業に。残っていたタスクはこちら。

  • コーディング
  • 買い出し
  • すごろく盤工作
  • 動画撮影
  • スライド作成

まずお二人には、材料の買い出しすごろく盤の電子化、印刷をお願いしました。

そう、昨日時点で既に電子化は進めてもらっていたのですが、絵を描けなくても電子で対応すればいいじゃないか、と!w いうことで、google slide などを使って電子化してもらいました。この方が見た目綺麗にできますしね!

なお、イベントマスをどこにするか後で決めてもいいように、イベントマスだけは印刷せず、後でシールを貼ることで対応できるようにしました。

私は、バグの対応からスタートw(ちなみにこれは凡ミスでしたw分かっていたけど、分かっていたけど…!w)

2日目:買い出しからの帰還

motounagiya さんが買い出しから帰還!

買い出し中にも、イメージ合わせのために写真を送ってくれていましたが…

何やら新しいシールが。

あれ、これ めっちゃイメージ合う!! と、大興奮w

しかも、最初は買わずに帰ろうと思ったけど、やっぱり欲しいといってもう一度ダイソーまで戻ってくれたみたいでしたw

コマとなる鳥たちも可愛すぎるwww

2日目:工作

買ってきたのりパネに、印刷したすごろくを貼る作業。

A3ののりパネを買って、A3で印刷したはずだけど、のりパネが少し大きい模様。

手持ちのカッターで端を切り落としてもらいました。結構簡単に切れるようです!w

2日目:動画撮影

ボードゲームは遊ぶ時間が長いので、5分の発表で実演するには長すぎる。ということで、ビデオを撮った方が安心だよね、と会議室をお借りして部屋にこもって撮影開始。

自分たちで作ったイベントの内容が可笑しすぎて、つい笑い声が動画に混入されてしまう事象が発生www

最初は3人で分担して、手持ちのFire7で撮影したのですが…どうやらAlexaの声が小さく、動画では聞き取りづらい模様…。

この時点で残り1時間だったので、二人にはスライド作成を急いでもらい、私は急遽お借りしたビデオで撮影を開始。途中から畠中さんにも手伝っていただきました!畠中さんも撮影しながらクスリと笑っていただけたので、私は大満足です←

なんとか30分前に自席に戻る。

2日目:発表準備

まさかの発表順が2番ということで、もう内職する時間もないw(当たり前ですがw)

動画はYouTubeへのアップが間に合わず、私のPCから直でムービーを開くことに。トリミングの時間もなかったので、お見せする時間を付箋にメモしてPCに貼っていましたw

スライドは、お二人が作ってくれたものを、私がメインで話すことに。でもみんな話してほしいな、ということで、苦労したところは各自で発表することにしました。

2日目:発表

いざ始まると、1組目が接続不良で、
まさかのトップバッターw

3人で並んで発表しました。ちゃんとすごろく盤と小鳥たちも見せながらw

動画もちゃんと見せました。

ですが、思ったより時間も短く(5分は毎回焦るなw)、しかも Mac での発表に慣れておらず、画面の行き来に戸惑う私(恥ずかしいw)

10秒ほどオーバーしてしまいましたが、最後まで話させていただきました(ありがとうございましたm(_ _)m)

プレゼン資料、私はちょっと構成について話してちょっと見ただけで、ほとんどノータッチだったんですが、すごく話しやすい作りにしていただけました。めっちゃ助かりました!!

2日目:Touch and Try

発表の後は、Touch and Try の時間。

各参加者がテーブルを周りながら他のチームの作品を触って体験するという時間です。

うちのテーブルにも何人か来てくださり、嬉しい言葉をたくさんいただきました(ありがとうございます…!!)

2日目:投票〜結果発表

順位決めは、各参加者の投票。1人1票、自分以外のチームに投票します。

そして開票。

そわそわ。この時間、すごく緊張する(笑)

結果は…

1位(10票):くまさんチーム
2位(5票):Sukeroku、リス、マッシュ&ルーム、あいぴょん
3位(4票):Freeeee

2位いただきました!!

満面の笑み!!

感想

ということで、無事作りたいものを作り終えて、2日間を終えることができました!

途中、本当に無理かもしれないと思ったけれど、いやー、なんとかなるもんだ。

一見難しそうに見えても、すべてはやり方次第。ソリューションはいくらでもあるってことですね。後はそれを見つけられるかどうか。

勝因

今回のチーム、Sukeroku は、「ボードゲーム」への想いが非常に強かったのが、一番の勝因なのではないかと思います。そしてみんなで楽しめたことが、とてもデカイ。

アイデア出すだけでワクワクしていたので、これは実現できたら絶対面白いなということは確信していました。

心残り

心残りは、開発をお二人に体験してもらう余裕がなかったこと。。分担して教えることができればよかったですが、そんな余裕なく、申し訳なかったなぁと思っています;ω;

嬉しかったこと

参加者の方々からいただいた感想メモ。

  • 楽しそう!大人から子供まで楽しめそうに感じた
  • Alexa × 物理ボードゲームの組み合わせが面白かった
  • ストーリーがあって世界観を作り込んでいるのがすごい
  • 短時間でここまで作れてすごい
  • プレゼンの完成度もすごい
  • ゲームのルール、ストーリーが細かく設定されていて面白かった
  • RPGっぽくて面白そう!と思いました。やってみたいです!!
  • ボードゲーム、お金のにおいがします
  • 呪文の時に声を変えてるのが良かった

今まで何度も言っていますが、フィードバックは本当にありがたい のです。そして良い意見が多いのがまた嬉しい…(言いにくいというのもあるかもですがw)

そして何より、チームメンバーのお二人に、Alexa の世界で楽しんでもらえたことが嬉しかったです!これからもっと、Alexa を好きになってもらえるといいなと、とても思いました。

まとめ

言いたいことはひとつ。

諦めるな!絶対なにかしら方法はある!

ということですね。本当に学び深い2日間でした。

まずは、メンバーのお二人に大感謝!!
そして、運営の皆様、サポートの皆様、参加者の皆様に感謝感謝です!!

写真提供:Amazon Japan さん、motounagiya さん

付録

関連ブログ

motounagiya さんのブログ

「久しぶりに心躍る体験をしたので、残しておきたいと思います!」と書いてくださっているのが嬉しすぎる…!

デモ動画

スタートからゴールまで(簡略版)

イベントピックアップ

発表資料

作成者:motounagiya さん、ひらさくさん

 

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