技術書同人誌博覧会2に出展してきました

書籍, 技術書イベント技書博


出典:公式サイト

技術書同人誌博覧会、略して 技書博 に参加してきました!

今回は「ドット絵の描き方」を新刊で頒布しました。

規模

会場は日本橋の「プラザマーム」。2階3階の2フロアで、96サークルが出展していました。

来場者は600名ほどと聞いています。

技術書典7

サークル数:642
来場者数:9700人
1サークル辺り:15人

但し、技術書典7 は2フロアでしたが、3階に行けた人が少なかったということで、2階の我々はもう少しサークル辺りの人数は多くみたほうがよさそうです。

技書博

サークル数:96
来場者数:600人
1サークル辺り:6人

来場者数は10分の1未満ですが、1サークル辺りの人数はそこまで少なくはなさそうです。

来場者数について

技書博では、無料ではありますが、以下のような入場制限が設けられていました。

  • 11:00入場(10:30~11:00整列)150枚
  • 12:00入場(11:30~12:00整列)100枚
  • 13:00入場(12:30~13:00整列)150枚

そして14時〜17時はフリー入場です。

14時直後が一番たくさん人が来たなぁという印象でした。16時を過ぎると、だいぶ人も少なくなっていました。

技書博のいいところ

技術書典ではしっちゃかめっちゃか、休む間もなくヒィヒィ言ってたので、(それはそれで楽しかったですが)なかなか大変でした。

その点技書博は、ゆるりと接客して、ゆるりと見て周れたので、満足度としては結構高めです。隣のブースにいたBBAのお姐様方ともゆっくりお話できて楽しかったです´ω`

技術書典では買えなかった本も、今回ようやく買うことができました!

さらに良い点がいくつかありました。

ランチがもらえる!しかも豪華!


出典:公式サイト※ レイアウト編集済

ランチを準備していただけるというのは、とてもとてもありがたい!

しかも豪華ですし、しかもランチ時間帯は一般入場を制限してくださる!!ゆっくり食べることができました。

読書・休憩室が神!ドリンク・お菓子フィーバー!

ケーニヒスクローネとかゴンチャロフのようなレベルのお菓子がたんまり!しかもジュースも飲み放題!

こんな読書室、休憩室最高やわ。

何度もお世話になりました。

PayPay 対応

技術書典では独自アプリでしたが、こちらは PayPay。

既存のアプリで慣れていることもあり、お客さんの利用もスムーズだったように感じます。

サークル数が多くない

サークル数が96ということで、すべて周っても(周るだけなら)余裕で1時間以内に収まります。それもあって、カテゴリを気にせず広く見ている人が多かったんじゃないかなという印象です。

カテゴリを気にしないと何がいいかというと、うちのサークルのようにいろんなジャンルまじりのサークルにもすべての本に対する対象読者が来てくれるというわけです(笑)うちのサークルは夫婦という枠組みでお互い好きなもの書いてますし、さらに言うと私の興味の幅が広いので、ジャンルが絞れなくてですね…w 今回は VUI(スマートスピーカー)系、LINEbot 系、イラスト系という内容の頒布物がありました。さらに次回書きたい本は、UXデザイン系なので、(VUIとUXは近いといいつつも)やはり対象読者の範囲が異なります。(というかVUIが狭いんだよなぁ…w)

「ハードウェアエリアだからいーや」と来ないのではなく、すべて周っても十分見て回れる数ならば、ジャンルを気にせず見てもらえる可能性が高いので、そういう意味で多くの方にドット絵の本を手にとっていただけたのかなと思いました。

技書博のちょっとイマイチなところ

ほとんど不満はないのですが、他のサークルさんと少しだけ話題にあがった内容を書いてみます。

マイページがチョット分かりづらい

なんか、毎回どこかわからなくなるんですよ(笑)

最初この下の方にメニューがあるのに気づかなくて、左側のハンバーガーメニューからログインを探してもないしなぁ…となっていました。そもそもなぜ気づかなかったのだろう…。

そして下のメニューも、頒布物を押すと自分の頒布物のメニューかな〜と思いきや、全サークル分なので、毎回間違えていました^^;

サークル主にとって使うべきは、「マイページ>サークル情報編集」が一番で、それ以外は一般ユーザーも使うメニューなんですね。それらが入り混じっているから分かりづらいのかなと思いました。IAはそこまで詳しくないですが、もっといい情報構造はとれるはず。

とはいえ、比較しがたい2つのイベント

同じ技術書の頒布イベントではありますが、それぞれ特性が異なるので単純に比較することはできません。

技術書典はそれこそ本当にたくさんの方がいらっしゃるので、それだけたくさん売ることができます(7では160部でした)。しかも流れも速く、周りもアツアツなので、プロモーション面での学びをたくさん得ることができました。これは非常に面白かったです。

技書博は正直人の数は少ないです。そりゃ技術書典とは比べ物になりません。ですが、お客さんとゆっくりお話をしてじっくり読んでもらえるという点では、コミュニケーション面でとても面白いイベントだなぁと感じました。なお頒布数は確か48部。まぁ悪くはないかな。

技術書典は技術書典の良さがあり、技書博は技書博の良さがある。

どちらもそれぞれ楽しむことができました。

最後に、ブースに来てくださった皆様、イベント運営の方々、本当にありがとうございました!!

おまけ:ほんわかエピソード

おまけ:学び

奥付

奥付には、メールアドレスなどの確実に連絡できる情報が必要らしい。次回から修正します!

委託販売(とらのあなとBOOTHの違い)

技術書典ではBOOTHに冊子の委託販売を依頼しましたが、今回はとらのあなにお願いしました。

両者の最大の違いは、費用です。

BOOTH の場合

BOOTH では、まず倉庫保管料というものが月額1000円発生します。保管数の 10% 売上があれば免除されますが、冊子での売上はなかなか乏しいのが実情…。ほとんど売れるのは電子版ばかりです。

先日、ちょっと不満を持ったことがありました。9/22の技術書典で委託依頼をして、実際に倉庫で販売を開始されたのが10月最終週でした。まぁ遅いのはいいのですが、たった1週間だけしか販売できないのに、10月の保管料を取られるのはなんだかなぁ…という感じでした。「保管数の 10% を販売すれば無料」なのに、販売期間が1週間未満だと、それを達成するのも難しいのかと…。無料で倉庫に送ってもらってるのでそれくらい許容しろよ、と言われればそれまでですが…うーん。

さらに、万が一倉庫に保管依頼したものに不良品があった場合、連絡なしで強制的に着払いで発送されます。私の場合、2冊が送られてきて送料770円でした…。もやもや。せめて配送手段くらい選ばせてほしいなぁー。どうせ不良品なのだから、安い梱包でいいよなぁ〜もごもご。

とはいえ、(最初は)無料で倉庫に送ってくれるのは、イベント直後のHP瀕死状態のサークルからすると、ありがたいことではあります。そして、電子版についてはとてもとても便利なサービスで、実際に売れ行きも好調ですし、とても助かっています。

とらのあなの場合

一方とらのあなは、保管料は発生しません。代わりに、本体の72%(技術書かつ専売の場合)が自分の取り分で、残りはとらのあなの手数料となります。このとき、この手数料も考慮して売価を設定することができます。そして実際にリアル店舗に並べてくれるので、完全なる倉庫よりは手に取っていただきやすいのではないかと、期待。

なお、とらのあなでは、不良品があった場合については、以下のように記載されていました。

作品の登録情報と仕様が異なる、破損品(折れ・へこみ・破れ)が見つかった場合等、状態確認にお時間を頂戴する場合がございます。また、確認の為、サークル様へご連絡を差し上げる場合もございます。

引用:「会場納品に関するお願いと注意点について」用紙より

強制的に着払いで無連絡で送られてくる、ということはなさそう…かな?

結論

今月これだけ売れなければ…という倉庫保管料との葛藤、不安が無いという意味で、物理冊子版はとらのあなが良さそうです。

対して電子版については、BOOTH がやはり便利。

 

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